白単考～アーキタイプ編～

飲み会の帰りに終電がないので４時間ほど歩いたら大会に出る気力が無くなったでゴザル。革靴でそこまで歩くのは無謀だったらしい。当たり前ですが。

あまりに一日やる気がないのでちょっと現環境の白単について考察しました。


現在の白単は２つのアーキタイプに分類されます。
・コントロール型
・ウィニー型

【コントロール型】
215th PWC入賞者のデッキレシピを拝借

12《平地/Plains》
3《乾燥台地/Arid Mesa(ZE)》
3《湿地の干潟/Marsh Flats(ZE)》
1《空の遺跡、エメリア/Emeria, the Sky Ruin(ZE)》

4《白蘭の騎士/Knight of the White Orchid(SA)》
4《白騎士/White Knight(M10)》
3《コーの空漁師/Kor Skyfisher(ZE)》
4《エメリアの天使/Emeria Angel(ZE)》
3《警備隊長/Captain of the Watch(M10)》

4《流刑への道/Path to Exile(CO)》
2《精霊への挑戦/Brave the Elements(ZE)》
4《清浄の名誉/Honor of the Pure(M10)》
3《原霧の境界石/Fieldmist Borderpost(AR)》
2《荒原の境界石/Wildfield Borderpost(AR)》
2《黄金のたてがみのアジャニ/Ajani Goldmane(M10)》
3《征服者の誓約/Conqueror’s Pledge(ZE)》
2《軍部政変/Martial Coup(CO)》
2《卓越の印章/Sigil of Distinction(SA)》

サイド
3《大祖始の遺産/Relic of Progenitus(SA)》
1《精霊への挑戦/Brave the Elements(ZE)》
3《天界の粛清/Celestial Purge(M10)》
3《真心の光を放つ者/Devout Lightcaster(ZE)》
3《コーの奉納者/Kor Sanctifiers(ZE)》
1《黄金のたてがみのアジャニ/Ajani Goldmane(M10)》
1《軍部政変/Martial Coup(CO)》

白蘭の騎士やコーの空漁師などで土地を手札に戻しつつ、エメリアの天使で確実に数を増やし清浄の名誉、アジャニで全体強化して一気に決めるタイプのデッキです。
卓越の印章を空漁師で戻して再利用など、そこかしこにシナジーが溢れまくっています。
またメインに軍部政変が入っていることで同型やニッサフレア等のビートダウンに強い構成ともなっています。


【ウィニー型】
こちらは213th PWCの入賞者のデッキレシピを拝借

12《平地/Plains》
4《乾燥台地/Arid Mesa(ZE)》
4《湿地の干潟/Marsh Flats(ZE)》

3《魂の管理人/Soul Warden(M10)》
3《ステップのオオヤマネコ/Steppe Lynx(ZE)》
4《白蘭の騎士/Knight of the White Orchid(SA)》
4《白騎士/White Knight(M10)》
4《エメリアの天使/Emeria Angel(ZE)》
2《イーオスのレインジャー/Ranger of Eos(SA)》

3《流刑への道/Path to Exile(CO)》
2《精霊への挑戦/Brave the Elements(ZE)》
4《清浄の名誉/Honor of the Pure(M10)》
2《原霧の境界石/Fieldmist Borderpost(AR)》
2《荒原の境界石/Wildfield Borderpost(AR)》
3《黄金のたてがみのアジャニ/Ajani Goldmane(M10)》
4《征服者の誓約/Conqueror’s Pledge(ZE)》

サイド
1《流刑への道/Path to Exile(CO)》
1《精霊への挑戦/Brave the Elements(ZE)》
3《天界の粛清/Celestial Purge(M10)》
3《確実性の欠落/Lapse of Certainty(CO)》
3《コーの奉納者/Kor Sanctifiers(ZE)》
1《真心の光を放つ者/Devout Lightcaster(ZE)》
3《審判の日/Day of Judgment(ZE)》

１、２マナ生物が１４体と非情に前のめりな構成。先制攻撃やフェッチ起動後のオオヤマネコで一気に削り取るプラン。
また、土地が伸びるとエメリアの天使や征服者の誓約などで数で押しきることも出来ます。
魂の管理人が実におしゃれでライフレースに非常に強くなっていますね。


２つのデッキの共通点として
・白蘭の騎士、白騎士、エメリアの天使、清浄の名誉はともにメインから４枚ずつ
・白の出るフェッチは基本的にデッキに入る
・精霊への挑戦がメインに２枚、サイドから１枚追加される
・黄金のたてがみのアジャニは２～３枚
・征服者の誓約は３～４枚
・単体除去は流刑のみ

こうしてみると結構構成は似ているのがわかります。
白蘭の騎士は土地を伸ばしてアドバンテージを稼ぎ、白騎士はジャンドに対してプロテクション黒が強み、エメリアの天使はノーコストで飛行クリーチャーを増やせるなどアドバンテージを稼ぎやすく、相手がどのようなデッキでも腐らないのが特徴ですね。
フェッチは特に言うことがないのですが、エメリアの天使とシナジってるのがGood。
征服者の誓約は一気に６体のトークンを並べるためリカバリに最適＆全体強化との相性が抜群。パワーカードですね。兵士なのも見逃せません。
何より、これらの一撃必殺率を高めてくれるのが精霊への挑戦。相手の生物の色を指定して全体突撃を通したり、単純に除去をはじくことが出来るなど１マナのスペルでありながら非常に汎用性の高い効果を持っています。

ローウィン環境では幽体の行列や雲山羊のレインジャーなどトークンを出すカードが非常に充実していたため、白単はこれらが抜けるとキツいんじゃないかと言われていましたが、そんなことはなく相変わらず生物を並べて全体強化する戦略はまだまだ強力である、と言えそうです。

さて、デッキ間の相性ですが、非常にわかりやすいです。
得意：生物系のデッキ
苦手：コントロール系のデッキ

これは自明の理なのですが、デッキの構造上リセットに弱い、ということですね。確かにリカバリーは可能なのですがエメリアの天使では場の再構築に時間がかかりますし、征服者の誓約は何も回避能力がないのがコントロール系の生物にマイナスです。
それに、生物でアドバンテージを取るのは良いのですが、運命の大立者のように何時出しても強い生物がいないのもよろしくないところ。
とはいえビート主体の環境ではワンチャンスあるデッキだと思います。詳細なカード選択などはまた後日に回したいと思います。

明日のゲームデイはコレで参加しようと思います・・・が、ダメっ！新宿のゲームデイは恐らく日本でもエメリアの天使が手に入りにくいところっ・・・！